教室長挨拶

私共が日々思うのは、本当にお子様に寄り添っている学習塾が、どれだけあるのだろうか?ということです。変化の激しい現代社会では、学校や学習塾という教育機関の対応も常にアップデートをしていく必要があります。

​一昔前までは無かった職業が今はたくさんあります。将来なりたい職業ランキングに「YouTuber」がランクインしたと聞いて、馬鹿なことを言うもんじゃないと笑っていたのも、もはや過去の話です。今ではTV業界とSNS業界での広告宣伝費は完全に逆転し、いわゆるインフルエンサーと呼ばれる存在に企業が出資するという構図が一般的となってきました。

メディア以外にも社会の変化は大きいです。新型コロナ禍においては、働き方の変革を否応なく求められました。満員電車(徳島県では無縁ですが・・・)や密室での会議、人と人が触れ合う真心こもった接客・・・等、今まで当然としてきたことが制限され、実は不要なのではないか?と存在意義すら疑われています。

もちろん、流通や医療現場など、どうしようもない部分も多々ありますので、全部が全部そうとは言いませんが、リモートやWeb上で完結する業務やサービスは実際のところ非常に多く、瞬時に対応できた企業とそうでない企業との差は大きいでしょう。安泰と思われた大企業が世界中でいくつも倒産していますし、倒産とまでは行かずとも、大きなダメージを負うことになった企業が非常に多いです。我々の作り上げた人間社会や経済というものは、ウイルス1つに敗北するほど非常に脆弱なものなのです。

これからは個の時代であり、古い慣習や周囲の常識に迎合するだけでは社会の変化にはついていけません。大きな問題に直面した際に、周りが助けてくれるとは限りません。というより、みんな自分のことで精一杯で、周りを助けている余裕なんか無いというのが、今回の新型コロナ流行を通してよく分かったのではないでしょうか?つまり、自分自身の「問題発見能力」や「問題解決能力」を高めていく必要があるのです。

そんな中、「勉強を頑張って、いい大学に入って、一流企業に入ろう。」「国公立に受かれば将来は明るいぞ!」「宿題は皆やってるから君もやるんだ。社会に出たらそれが当たり前。」という教育は、果たして生徒にしっかり寄り添っていると言えるのでしょうか?

私たちは学習塾として、「生徒の成績を上げる」ということを第一に考えるべきなのかもしれませんが、誤解を恐れず敢えて言わせて頂くと、「テストの点数で飯は食えない」のが事実です。テストの点数を取ること、受験で成功すること、一流企業に入社すること・・・これらは、一昔前までは立派なゴールと考えられていましたが、今の時代にこの考えが時代錯誤であることは前述のとおりです。

 

私たちは、「勉強することが無意味」だとは考えていません。勉強をすることで深い知見や思考力が身につくこともあるでしょうし、多少なりとも人生が豊かになることは事実でしょう。しかしながら、実生活や職業選択において役立つレベルでの学習というのは大学や大学院以上でのレベルの話であって、小・中・高のレベルをいくら頑張っても、劇的な変化はないでしょう。それも、「国立大学に合格」「一流企業に入る」という程度の目的意識で勉強しているのであれば、尚更です。

私たちが提案したいのは、「テストでの点数」ではなく、「自分の人生を自分で切り開く能力や、切り開こうという意思」を育みませんか?ということです。

もちろん、保護者様から「テストの点数」を求められることは重々承知しておりますし、そちらの対応は抜かりなく行います。一方で、そこばかりに終始するのではなく、将来自分はどうなりたいのか?どうあるべきなのか?そのためにすべき事は何なのか?という部分を特に重視し、考えて頂きたいです。

 

塾で過ごす時間はそれほど長くはありませんが、一般的に個別指導塾の料金は集団塾よりも高額です。ただ授業を行って終わり、というのではなく、「人生のコンサルティング」を行わせて頂くことで、お子様としても非常に有意義な時間となるのではないでしょうか?

​私共しても、お子様の輝かしい未来と自己実現のための一助となることができれば、これ以上ない幸せです。ぜひ、お子様の人生設計に携わらせていただければと思います。最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

​2020年5月21日