教室長挨拶
2019年12月より始まった新型コロナウイルス感染症の世界的流行から早3年が経ちます。2023年5月現在の日本においてはほぼコロナ禍以前の生活が戻り、パンデミックによる混乱は収束を迎えようとしています。これは「感染症が無くなった」だとか「特効薬が開発された」だとか、そういう意味ではありません。日本の社会が、このウイルスのある生活にある程度順応・適応(妥協とも言えますが)し、共存の道を選んだということを意味します。いずれにせよ、未曽有の大混乱は今やほぼ落ち着き、マスクがあるということ以外はほぼ日常が返ってきたようにも感じます。
果たしてこの「コロナとの共存」は正しかったのでしょうか?それを確かめる術は現時点ではありません。しかしながら、「コロナとの共存」を人々が受け入れることで、ひとまず次のステップへと進むことが出来ている、というのは確かです。
もう1つ具体例を出してみましょう。
2021年度より、以前までの「大学入試センター試験」に代わり「大学入学共通テスト」がスタートしました。現時点で既に3回の入試が終了しておりますが、「新しい入試だからよく分からない」という方が大勢いらっしゃいます。我々講師はプロですので入試のことは知っていて当然の立場ですが、反対にに入試業界と縁のない方々は知らなくても無理はありません。しかし、入試を受ける当人である受験生や、その保護者様方となると話は別です。「自分自身」や「我が子」の人生にとって大きな岐路となる入試のことを「よく知らない」で済ませる訳にはいきません。入試には情報戦の側面もあり、入試に関する知識をどんどんとアップデートしスムーズに適応しなければ、あっという間に入試本番です。
少なくとも既に3回の入試が終わっておりますので、情報は十分に出揃っています。また、ここからは新課程入試もスタート
2021年11月26日