こんにちは。
2ndHome藍住校です。
本日は、「バーチャル中間テスト」についてのお話です。
例年、3学期制の公立校では、5月下旬~6月頭にかけて中間テストが実施されていました。しかし、3月頭より始まった長い長い休校期間を経て、ようやく学校が再開となった5月の下旬。「では、いつも通り中間テストを実施します!」とは、当然なるはずもありませんでした。
それどころか、学校によっては、本来4,5月に学習するはずであった単元を生徒の自主学習に任せてしまい、授業は行わないという方針を取っているのが現状です。キチンと授業を行う学校であっても、かなり急ぎ足で進めているようです。
こういったコロナ禍で、私たち塾の人間が出来ることとは何なのでしょうか?
私たちは、なるべく過去のデータをもとに、根拠ある提案、根拠ある計画、根拠ある学習を推奨していかなければなりません。
「今年がどうかは誰にも分からないが、これまではこのような知識や能力が求められてきた。なので、まずはここまで出来るようになろう。」
このように考えるのが、塾・・・すなわち学習のプロでありアドバイザーである私たちの正しい姿です。なるべく昨年までの生徒との差を埋めてあげることが、今の私たちに求めらていることなのです。
ということで、「今年は学校で中間テストが行われていないが、昨年までとの差を埋めるには塾で中間テストを実施するしかないじゃないか。」という当然の発想に至るわけです。
ただし、今のご時世、密は避けねばなりませんから、Zoomミーティングアプリを使ったオンライン上での実施となりました。

このプログラムは、当スクールだけで実施した訳ではありません。山口県、愛知県といった県外の学習塾。さらには、マレーシア、タイ、カンボジアといった、海外の学習塾とも連携を取り実施しました。
この「バーチャル中間テスト」を実施することで、自粛期間中の学習の成果を確認し、「テストの結果」という根拠を基にした学習で、昨年度までの生徒との学力差を埋める。という本来の目的に加え、世界中の生徒達と繋がっているんだ!というワクワク感から、勉強に対する前向きなモチベーションを生み出すこともできました。
実施に際して尽力してくださった関係各所の皆様方には感謝の念しかございません。
今の時代、学校が休みになっても代替の方法はたくさんあります。受験の方式が変わったとしても、問われる学力の本質的な部分は変わりません。 時代に合わせて変化しなければならないのは、もしかすると子供たちではなく、学習を提供する我々の考えや姿勢の方なのではないか?と考えさせられました。
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